体幹力を復活させる(上半身を鍛える前に下半身を見直す)

レッスンで時々おこなっている『体幹力をアップさせる(復活させる)実験&エクササイズ』。

この実験をするたびに確信するのは、体幹力に大事なのは上半身よりも下半身ということ。

 

そして、そのポイントは

・足裏のグリップ
・股関節の外旋
・骨盤を立てる

 

体幹力のアップっていうと、腹筋や背筋など上半身の筋力トレーニングをイメージするかもしれませんが、全くそんなことはやらず。

色んな方法で下半身におけるこれらのポイントを意識させるようにするだけで、その場でその瞬間からビックリするくらい体幹力(とバランス力)が向上します。

 

特に皆さん面白がってくれるのは、僕が【消しゴム実験】と呼んでいるもの。

これは足裏のグリップに関するものなんですが、二つの消しゴムを使って足に少し細工するだけで足裏のグリップ力が上がり、その結果ほとんどの方は体幹力が増してパフォーマンス向上に一役買っています。

 

ご縁があって、最近はドラマー以外に管楽器奏者の方々に体の使い方レッスンをしているのですが、もれなく

「ラクにパワーが出せる」
「しっかり音が出るようになった」

といった感想をいただいて、こちらも嬉しい限りです。

あ、興味がある方はどうぞ体験レッスンへ(笑)

 

ちなみにわかりやすく言うために体幹力アップと言っていますが、厳密には体幹力を『復活させる』であって、『増幅させる』ではないので、元々足裏のグリップや股関節の外旋がしっかりできている方には特に変化がありません。

今まで二人の方だけがこの実験をしても変化がなかったのですが、二人とも足裏のグリップや股関節の外旋がバッチリで骨盤も立っている状態、中心軸もしっかりしているように見えました。

 

世間では筋トレが盛り上がる昨今。

筋力があることで有利になる面はもちろんありますが、それは体をうまく使えることが大前提。

自分もまだまだ発展途上ですが、『体をうまく操る』という意味では、筋力を鍛える前に見直せる事が色々ありそうな気がします。