ども、こんにちは。高インボムです。
レッスンで『カラダの使い方』の話を時々しますが、その練習の一つとして『竹馬』をよくオススメしています。
動きを前提としたバランス感覚
身体操作能力の向上を考える時に『バランス感覚』は重要項目の一つですが、動きを前提としたバランス感覚の要素を細分化すると
・平衡感覚
・立位感覚
・重心の把握とコントロール
になり、竹馬はこれら全部の感覚や能力を刺激するので、カラダの使い方の練習にとてもオススメです。
バランスの練習といえば、竹馬もオススメです(普段は屋外でやってます)
— モサドラ/MOSAMOSA DRUMSCHOOL (@mosa2_school) June 18, 2021
いつも玄関先に置いてあるんで興味ある方はご自由にお使いください pic.twitter.com/VCvx7huETe
ちなみに竹馬についての資料を調べると、昔は単なる遊び道具としてだけではなく、川や海の浅瀬を渡るのに利用したり農業などでの高所作業に使われていたそうで、
昔の人の身体操作能力の平均値は現代人よりも高かったんだろうなぁと想像したりします。
一本脚イスでドラム練習
そしてもう一つ、バランス感覚の練習+下半身の土台を形成する練習として、一本脚イスでドラムを叩くというのもオススメしています。
レッスンでも時々行なっていて、一本脚イスでドラムを演奏するって一見メッチャ難しくなりそうなイメージがありますが、実際はほぼ真逆の結果になるのが面白いです。
安定したイスに座ると自分でバランスを取る必要がないので動きも小手先な感じになるのに対し、
一本脚イスでドラムを叩くと自分でバランスを取りながら体を動かす必要があるので、必然的に小手先の動きではなく全身を連動させた動きになりやすく、下半身の土台も形成されやすくなるんですね。
これ、多分ドラム以外にも応用が利くと思うので、興味ある方は良ければ是非お試しアレ。
バランスボールは…?
ちなみに「一本脚イスの代わりにバランスボールに座って練習するのはアリですか?」といった質問をいただく事があるのですが、
現時点での僕の答えは「体の動きを良くするための練習(体を動かすことを前提としたバランスの練習)ってことならあまり意味がないと思います」となります。
カラダの感覚を掴んでもらうのに「竹馬」や「一本脚イス」をオススメする一方で、バランスボールの類をオススメしないのは、
①バランスを『安定』と捉えるのか『固定』と捉えるのか
②姿勢や動きと重力の関係
が主な理由です。
この辺の話、うまく言語化できたら改めて別記事でまとめようと思います。
子どもの頃にやってた遊びにはヒントがいっぱい
また、竹馬以外にも、子どもの頃にやってた遊びには楽器の奏法や身体操作に関するヒントがいっぱいあります。
コマ回しやヨーヨーなどのいわゆる伝承遊びの他、縄跳び、ドッジボール、海水浴、etc
こんな話をレッスンですると「えっ?」ってなることが多いのですが、かなり本気で言っています(笑)
そういう話も色々としていきたいのですが、ひとまず本日はこれにて。
サラバオヤスミマタアシタ!