ども、こんにちは。高インボムです。
そんなこんなで今回は、ドラムを始めて間もない初心者の方、特に日々ドラムの練習をしてはいるけどイマイチ伸び悩んでいる方に是非試してほしい練習メニューのご紹介です。
それは、
『ひたすら連打をする』
です。
「何だよ、根性論かよ!」って言われそうですが、決してそうではありません。
もう少し説明していきます。
片手連打と両手連打の重要性
ドラムの演奏は基本的に両手両足を使っておこないます。
その中で、スティックで演奏する部分に関しては両手でおこないます。
そして、両手を使ってスティックを打つその組み合わせを細分化していくと、どんなパターンも最終的には『片手のヒット』『両手同時のヒット』『両手交互のヒット』としてその要素を分解する事ができます。
また、ドラムはリズムを演奏することが基本なので、ドラミングにおいてはある程度同じパターンや同じ動きを繰り返す事がメインになる、つまり何かしらの形で連打を続ける事が基本になります。
これらの事から考えると、
『片手の連打』
『両手同時の連打』
『両手交互の連打』
がそれぞれ長く安定しておこなえることは、ドラムの演奏においてとても重要だと言えるわけです。
初心者によくある現象
「結局はただの連打でしょ?そんな簡単な事をやるだけで上達につながるの?」なんて思われるかもしれませんが、そのただの連打が案外難しかったりするんですね。
特に両手の連打については、初心者の方によくある現象があります。
それは、
1.両手同時の連打をしていると段々と両手の動きがバラけてくる
2.両手交互の連打をしていると段々と両手の動きが揃ってくる
というもの。
下のYouTube動画でも解説しているのですが、両手を同時もしくは交互に単発で動かすことはできても、それを一定のリズムで続けることは意外に難しいものです。
特にドラムの初期段階で伸び悩んでいる方の多くは、『両手同時の連打』と『両手交互の連打』が不安定な傾向があります。
また、その二つが上手くできるためには『片手の連打』も大切になるので、
『片手の連打』
『両手同時の連打』
『両手交互の連打』
という三要素を改めて見直して、それらを一定時間続けるという練習をオススメしています。
余談ですが、ドラム用語で左右同時に打つことを『ボース』、左右交互に打つことを『オルタネイト』と言ったりします。
教則本やレッスン動画でもよく出てくる単語なので、覚えておくと便利かなと思います。
練習の目安
連打の練習をする際の目安としては、ポップスやロックのドラムを演奏するのであれば、片手連打とボース(両手同時)の連打は8分音符、オルタネイト(両手交互)の連打は16分音符として捉えて、
初心者であれば、まずはBPM(テンポ)=100で30秒の連打を目指してみてください。
慣れないうちは、BPM=60くらいからスタートして徐々に速くしていくのが良いと思います。
また、もし可能であれば、テンポや持続時間を上げていけるとさらに良いです。
組み合わせて練習する
『片手の連打』『ボースの連打』『オルタネイトの連打』という三要素をそれぞれ見直したら、今度はそれらを組み合わせて練習してみましょう。
実際のドラミングでも、この三要素が組み合わさって様々なドラムパターンになっているので、連打の組み合わせ練習でそのための基礎を作れると良いかと思います。
ウチのレッスンで最初にオススメしているのが、8分音符と16分音符の組み合わせで、片手の8分音符連打の中にボース8分とオルタネイト16分を混ぜるというもの。
まずは一小節スパンで切り替えて繋げていき、慣れてきたら二拍ずつや一拍ずつという風にそのスパンを短くしていきます。
具体的にはコチラのYouTube動画のようなパターンです。
『片手の連打』『ボースの連打』『オルタネイトの連打』という三要素がしっかり出来たあとは、それらを組み合わせて練習することでより実践的なフレーズに近づいていきます。
まとめ
というわけで、今回はドラム初心者の方に是非とも試してほしい練習をご紹介しました。
初心者向けの練習メニューは他にも沢山ありますが、日々ドラムの練習をしているにも関わらずイマイチ伸び悩んでいる方は、今回紹介した三要素を確認して、それにまつわる練習を取り入れてもらうと何かしらの改善が見られるのではないかと思います。
ドラム上達の一助になれば幸いです。
では、本日はこれにて。
サラバオヤスミマタアシタ!
※今回の記事の関連動画です。