「繰り返してはならない、ってのはアメリカに言うたらんといかんのですよ!」

 

この時期に特に話題になる原爆や核兵器に関して、
以前にダウンタウン松本氏がこんな事を言っていたけど
これはホンマそうやと思います。

 

例えば、誰も生まれ育った事のないと思われる無人島を
めぐる論争は絶えない一方で、
数えきれない程多くの犠牲者を出した
人類史上最悪の核実験(×2)については
言及する事すらできない空気というのは、
なかなかおかしな事なんじゃないかな〜。

しかも、そんな国同士が手を取り合って
他国に戦争をしかけたりそれを手伝う事になったり、
下手すりゃそんな風になっていきそうな
最近のこの気配。
なんだかコワイな〜。

いや、なっていきそうというか、
実際すでに紛争・戦争が起こされちゃってるし、
一方では日本の重工業企業が海外の企業と組んで
今まで以上に活発に兵器生産を行なう事や
政府がそれに対して驚くほど多額の資金を提供する事は
着々と決まっていってるし。
そもそも法律もどんどん変わっていってるし。

そういやアメリカは今秋は中間選挙があるけど、
今回の空爆はその辺も関係してるのかな。

 

で、そんな流れの中で
とあるタレントさんが反戦の意をネットで掲げて
武器の製造や輸出に関しても反対意見を言っていたけど、
一部の人からは売国奴なんて言われていたとか。
いやはや、なんだかなあ。

 

あ、先進国のそういった政策には
日本以外でも反対をしている人は大勢いますが、
世界を股にかける投資家であり世界を旅する冒険家でもある
ジム・ロジャーズは少し前に出した著書で
「アメリカは100カ国以上の国々に駐留する米軍をすべて本国に戻すべきである」
「今関与している戦争からすべて身を引かねばならない」
なんて事を述べています。

これは平和を唱える以外に破綻寸前の自国の経済を憂いて、
という意味合いも強いけど、この意見は真っ当だと思う。
ではなぜなかなかそうはいかないのかというと、
「駐留米軍は一種の産業で、これによって官僚が生計を立てている」
と。

戦争は究極のビジネスだ、なんて言われる事もあるけど、
世界中を渡り歩いて見聞を広めた人が同じ事を言っていると
説得力が増しますな。

 

ちなみにジム氏は
「ベトナム戦争に始まり、イラク侵攻の正当化に至るまで、米政府が嘘をつき続けている点は今も昔も変わらない」
「私たちが選挙で選んだ人間が、国を絶えず戦時に置く以上に良い国の動かし方はないと考えている」
といった事も述べています。

最近は現役の兵士や軍関係者が告発する話もチラホラあるけど、
そりゃあ街を壊して人を殺すのに正当な理由なんかないですよね。
お金や利権に政治が加わると戦争になっちゃうこの仕組み、
どうせならもっと他の商売を考えてほしいものだなぁ。

 

とか、最近よく話題になるこの辺の事について、
思う事をちょっとだけ真面目に書いてみました。
自分に何ができるのかわからんし、
なんだかんだでやっぱり対岸の火事ってなっちゃうんですが、
せめて考えるだけでもしておかないとなぁ、と。

では、本日はこれにて。
サラバオヤスミマタアシタ!