ども、こんにちは。高インボムです。

そんなこんなで少し前に電子ドラム(いわゆるエレドラ)を購入しました。

 

正直今更って感じがしなくもないんですが(笑)、今年から自宅サロンを開くにあたって、

「部屋を防音施行をするのか?」

「はたまた小口径のドラムセットをミュートしまくるか?」

「それともエレドラを導入するのか?」

などと色々検討した結果、今回の電子ドラム購入に至ったわけです。

 

家にセットしてまだ日は浅いですが、現時点で自分が電子ドラムについて感じていることを書いてみようかと思います。

 

目次

もともと否定派でした

実は電子ドラムについて、今までは否定派でした。

やはり「生ドラムとは違う」というのが一番の理由です。

 

ただ、興味がなかったわけではなく、むしろずっと興味アリまくりだったりしていて。

また、プロの方も取り入れている方は意外に(?)多いようですし、自宅でのレッスンを開始するのにあたって思いきって購入した次第です。

 

 

実際に電子ドラムを使うようになってそれほど日が経っているわけではありませんが、今のところは買って良かったなと思っています。

 

 

電子ドラムの特徴や魅力、生ドラムとの違い

というわけで、電子ドラムと生ドラムの違いや、自分が実感しているメリット・デメリットなんかを書いてみようかと思います。

ちなみに僕が購入したものは、YAMAHAの『DTX760K』というセットです。パッド類は最上位機種と同じもので、音源モジュールはその1つ下のシリーズになります。

 

①ボリューム調整

電子ドラムのイイところはいくつかありますが、まずはその最大の特徴でもある『ボリューム調整ができる』という点でしょうか。

電子ドラムを購入する理由のほとんどはこれになるでしょう。

生ドラムを室内で演奏するためにはかなり本格的な防音設備が必要なのに対して、電子ドラムは大した防音設備がない場所でも使用できるというのは、とても大きなメリットです。

 

そしてもう一つ、ボリューム調整ができるという点で個人的にメリットだと思う部分がありまして。

それは、耳に優しいということ。

 

僕、実は今までに2回難聴になっていまして。

2回とも音楽をやっている中でなってしまったんですが、要するにバンドの演奏や楽器の音って結構な大きさなんですね。

簡単に言うと、その音量のデカさで耳がやられちゃう、と。

 

で、今は大音量での演奏時には耳栓をすることも多いのですが(最近では楽器店でも音楽用の耳栓が売られるようになってきました)、

難聴を経験している身としてはドラムの練習において出音のボリューム調整ができるというのはスゴイ利点だなと思っています。

 

生ドラムとの違いをちゃんと認識していれば実際のドラム演奏を想定した練習にも十分使えますし、本格志向ではなく趣味でドラムを楽しみたい方にはメチャメチャ良いと思います。

 

②音の出方・感触の違い

生ドラムとの違いを認識していれば練習になる、と言いましたが、ここがまたメチャクチャ重要ポイントになります。

生ドラムとの違いとは、音の出方やヒットした時の感触です。

 

生ドラムを演奏する場合、その個体から音が出るので、

例えばスティックの持ち方やペダルの踏み方、手足やカラダの使い方が、ドラムの音色やアタック感やボリュームやアクセントetc…要するにドラムの出音にダイレクトに反映されます。

また、楽器からの音圧も感じられたり、ヒットした時の感触というかタッチも個体それぞれやチューニングの具合で違ったりします。

 

一方、電子ドラムの場合は内蔵されている音源が打面をヒットすることで出力されるという仕組みなので、叩き方は出音には反映されず、打面をヒットした時の強弱だけが反映されるわけです。

そして、スピーカーやヘッドフォンで音を聴くことになるので、楽器本体からの音圧を感じることはなく、タッチも割と均一になります。

 

この音の出方やタッチの違いは、ドラムという楽器を経験すればするほど明確に感じるようになると思います。

なので、電子ドラムだけを演奏するというのであれば電子ドラムだけでの練習でいいと思いますが、

生ドラムの演奏を前提として電子ドラムを取り入れるのであれば、練習の時なんかはその辺を意識しておく方がイイと思います。

また、時々は生ドラムで練習することも必要でしょう。

 

ちなみに、電子ドラムの電源を入れずに練習するという方もチラホラいらっしゃるようで、実は僕も時々そういう使い方をしています。

これってつまりドラムセット版の練習パッドのようにして使うという感じで、パタパタした音しか出ないんでつまらないかもしれませんが(笑)、

タッチやニュアンスの練習にはこれもアリだなというのが今のところの感想です。

 

③サウンドが多彩

生ドラムはその個体の音が出るのに対して、電子ドラムは内蔵されている音が出ます。

そして、この内蔵されている音が、いわゆるドラムセットの音だけではないんですね。

これが結構おもしろくて。

 

ドラムやシンバルの音の他に、色んな打楽器・パーカッションの音や、ピコピコした電子音、よくわからない謎の音まで(笑)、ほとんどの電子ドラムには多種多様なサウンドが内蔵されています。

僕の場合はまだ息抜きの遊びに使っている程度ですが(笑)、使いこなせると色んな事ができそうな気がします。

 

 

うまく使えると色んな可能性アリ

というわけで、電子ドラムについて、僕が今の時点で感じていることをザザッと書いてみました。

①ボリューム調整ができる

②音の出方や感触の違い

③サウンドが多彩

という3点が、僕が現時点で感じている電子ドラムの特徴やメリット・デメリットで、これらの逆が生ドラムの特徴になると思います。

 

趣味としてドラムを楽しみたい方や、ドラムに興味はあるけど大音量が苦手な方には、電子ドラムはとても便利でイイ機材だと思います。

また、生ドラムの演奏を前提として電子ドラムを取り入れる場合も、その違いをしっかり意識する必要はあるけど、そこを忘れなければ練習や現場で使うメリットは十分あると思います。

 

練習としては、難聴を経験している自分にとっては耳に優しいというのはありがたいし、電源を入れずに音を出さない状態で『セット版練習パッド』として使うのも、一見もったいないように見えるかもしれませんが結構アリな気がしています。

さらには電子ドラムならではの特性を活かせれば、他にも色んな可能性(レッスンや練習はもちろん、レコーディングやオンラインでのやり取り等々)が見出せそうな気がします。

 

 

レッスンについて

以上をふまえて、自宅サロンでの電子ドラムを使ったレッスン、外部スタジオでの生ドラムを使ったレッスン、両方を並行しておこなっていきます。

 

自宅サロン(電子ドラム)のレッスンで主な対象と考えているのは、

  • 趣味でドラムを楽しみたい方
  • ドラムには興味あるけど大音量が苦手な方
  • ドラムでストレス発散をしたい方

です。(もちろん年齢・性別・経験は問いません)

 

本格的にドラムを学びたい方は、生ドラムを使用できる近隣の外部スタジオにてレッスンをおこないます。

また、電子ドラムでレッスンを受けていて生ドラムを叩きたくなった場合も、随時外部スタジオでのレッスンに移行していきます。

 

最後は宣伝になりましたが(笑)、そんなこんなで今後ともよろしくお願いいたします。

ひとまず本日はこれにて。

サラバオヤスミマタアシタ!