花輪のポーズで身体能力が上がる(かもしれない)という話 -胸椎伸展、股関節外旋、足関節背屈-

カラダ

ども、こんにちは。高インボムです。

そんなこんなで最近思っているのは、「花輪のポーズを毎日やるだけで身体能力が高まるんじゃないか?」ということ。

 

花輪のポーズとは、ヨガのエクササイズで出てくる代表的なポーズの一つで、足を開いて深くしゃがみ、肘で膝の内側を押し、胸の前で両手を合わせる、というもの。

このポーズが姿勢改善に効果があることはよく言われているところですが、実はそれだけではなく、身体能力の底上げにも寄与すると言えるんです。

 

なぜ花輪のポーズを毎日やることで身体能力を高めることができるのか?

それは、身体パフォーマンスを左右する3つの重要拠点『胸椎』『股関節』『足関節』に同時にアプローチするエクササイズだからです。

 

 

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身体能力における3つの土台

身体能力を考察する上で重要な要素はいくつもありますが、骨格の構造から考えると『胸椎』『股関節』『足関節』という3つの部位がうまく機能しているかは特に重要になります。

この3箇所は、身体パフォーマンスを向上させるために重要な骨格/関節の代表格で、スムーズな動作の要となる一方、デスクワークの多い現代人が柔軟性や機能を失いがちな部位でもあります。

 

この3つの部位について、それぞれの特徴や役割を見ていきましょう。

 

 

胸椎(きょうつい)

胸椎は、背骨の胸の部分を構成する12個の椎骨のことで、上半身の動きの要となる部位です。

胸椎は肋骨や胸骨と共に胸郭を形成しており、その胸郭は肺や心臓を囲む構造になっています。

また、胸郭の中央にある胸骨は鎖骨と繋がっていて、そこから肩甲骨や上腕骨へと連動しています。

つまり、胸椎の動きは、体幹部のしなやかさはもちろん、深い呼吸をしたりスムーズに腕を振ったりするためにも必要というわけです。

 

具体的な動きとして重要になるのは、『胸椎伸展』と呼ばれる胸椎を反らせる動きと、『胸椎回旋』と呼ばれるひねりの動き。

これらの動きは、上半身のあらゆる動作をスムーズに行うために必要不可欠で、特に胸椎伸展は良い姿勢を保つためにも重要です。

また、胸椎が動かずに丸まった状態(いわゆる猫背の状態)がクセ付くと、肋骨が萎んで呼吸が浅くなったり腕がスムーズに動かなくなる他、本来安定が優先されるべき腰椎が過剰に動いてしまい、腰痛の原因にもなり得ます。

 

 

股関節(こかんせつ)

股関節は、骨盤の臼型のくぼみに大腿骨(太ももの骨)の骨頭がはまり込んだ球関節で、全身の支えの要でもあり、動きの要でもある部位です。

また、身体操作的な観点では、股関節は上半身と下半身の境目でもあり、全身の連動の中継地点という大役を担う部位でもあります。

股関節は球関節という自由度の高い関節ですが、特に『股関節外旋』と呼ばれる大腿骨を外側にひねる動きが重要になります。

 

股関節の外旋がちゃんと機能していることは姿勢においても動作においても重要で、骨盤の安定性を高めて下半身の土台を築くとともに、次の動作へのバネとしても機能したり、軸動作の要になったりします。

股関節の外旋が効かなかったり、股関節が内旋でクセ付いてしまうと、重心移動や旋回運動がスムーズに行えなくなる他、O脚やX脚、膝周りの怪我のリスクを高める要因にもなります。

 

 

足関節(そくかんせつ)

足関節は、距腿関節(脛骨・腓骨・距骨)と距骨下関節(距骨・踵骨)の2つを合わせた複合関節で、いわゆる足首の関節です。

足は身体の全体重を支えているパーツですが、これらの関節が地面の凹凸や角度に合わせて連動し、形を柔軟に変えることで、足の上に乗っている身体は様々な体勢を取ることができます。

また、足関節は地面からの力を最初に受ける部位なので、運動時の衝撃吸収や推進力を得るための「クッション」と「バネ」の両方の役割を担っています。

 

足関節は様々な方向への動きが可能ですが、足関節が硬いと言う場合、たいていは足首を手前(スネの方向)に曲げる『足関節背屈』という動きがうまく機能していない場合が多いです。

足関節が硬くなって背屈動作がしっかりできないと、地面からの衝撃を逃がすことができなかったり、深くしゃがみ込む際に後ろにひっくり返ったりしてしまいます。

 

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花輪のポーズ(マラーサナ)

花輪のポーズは、これら3つの部位の重要機能である『胸椎伸展』『股関節外旋』『足関節背屈』にアプローチが可能です。

改めて花輪のポーズのやり方をお伝えすると、

  1. 足を腰幅より少し開き、膝とつま先を外側に向けて深くしゃがむ。(股関節外旋)
  2. カカトは地面から浮かさないようにする。(足関節背屈)
  3. 肘で膝の内側を押し、胸の前で両手を合わせ、突っ張らせた両腕は真っ直ぐになるように胸を張る。(胸椎伸展)

という感じで、さらに細かく注意点を挙げると、次の図のようになります。

 

  • 肩がすくまないように
  • 背中を丸めない
  • 肘から肘を一直線に
  • 腰を下まで落とす
  • 膝とつま先の方向を揃える
  • カカトを浮かさない

 

 

まとめ

というわけで、今回は『花輪のポーズで身体能力が高まる?』というテーマで書いてきました。

花輪のポーズは、身体パフォーマンスの重要拠点である『胸椎』『股関節』『足関節』の3つの部位に同時にアプローチできるエクササイズ。

また、この3つは現代人が柔軟性や機能を失いがちな部位でもあります。

 

つまり、花輪のポーズはストレッチや姿勢改善にとどまらず、現代生活で眠ってしまった『動くための前提条件』を再起動させる効率的なエクササイズだと言えるわけです。

 

ポーズを取るだけとは言え慣れるまでは練習が必要ですが、身体能力を底上げしたい方や動ける身体を取り戻したい方には日々のエクササイズとして強くオススメしたいメニューです。

僕も精進していきます。

 

では、本日はこれにて。

サラバオヤスミマタアシタ!