体の動き(屈伸と回転)

人の体の動き、
特に腕や足の動きは大まかに言うと
『屈伸(曲げ伸ばし)』の動きと
『回転(ひねり)』の動きの
二つから成り立っています。

屈伸の動きは直線的で筋力を要する動きで、
例えばゆっくりと大きな力を出す時なんかは
こうなっているんじゃないでしょうか。
筋トレなんかも基本的には屈伸の動きになっていますね。

一方、回転の動きは流線的で身体のバネを使うような動き、
しなやかとかスムーズといった言葉が
当てはまると思います。
モーラー奏法は、身体の動かし方としては
この回転の動きをメインに使った奏法になるわけです。

そしてこの回転の動き、何も特別なものではなく
なんなら普段から色んな動作の中で自然と使っているはず。
例えばリラックスして歩いている時。
手足は前後にまっすぐ動いているように
思えるかもしれませんが、
よく観察してみるとそうではない事がわかります。

他にも色んな例を挙げることができますが、
普段の生活の中でおこなっている動作に注意を向けると
体の動きに関して色々なヒントを
見つける事ができそうです。