ども、こんにちは。高インボムです。
そんなこんなで、ありがたいことにドラムに触れた事のない未経験者の方からレッスンのお問い合わせをいただく事が増えてきたのもあり、
今回はドラムを始めたばかりの方に向けて『ドラムの練習でつまづいたら確認してほしい3つの要素と練習メニュー』というタイトルで書いてみたいと思います。
『同時』と『交互』の組み合わせ
まず、ドラム演奏における『両手の動きの組み合わせ』について軽く考えてみたいと思います。
ドラム演奏における両手の動きの組み合わせ。
細かい話は一旦置いておくと、ドラムをやり始めた初期の段階で出てくるであろうリズムパターンやフレーズは、ほぼ全て
『両手を同時に叩く』
『両手を交互に叩く』
の組み合わせだけで成り立っているとも言えます。
逆に言うと、このどちらかあるいは両方の動作が上手くできていなければ、ドラムの演奏もうまくできないという事になります。
というわけで、この2つの動きを確認の意味も兼ねて練習してみましょう。
ドラムセットでやってもいいし、練習パッドでやってもいいのですが、『動きの練習や確認』として考えるなら、まずはドラムやスティックを使わずに素手でやってみるのをオススメしています。(動画 0:14 〜 0:44)
ちなみにドラムの用語で、両手(もしくは両足)を同時に叩くことを『ボース』、交互に叩くことを『オルタネイト』と呼びます。
『右リード』を意識する
『ボース(同時)』と『オルタネイト(交互)』ができたら、もう一つ意識しておきたいのが『右リード』。
リズムパターンもフィルインも、ドラムを始めた初期に練習するものは基本的に『右手がリードする形』になっているものがほとんどだと思います(右利きの場合)。
というわけで、先ほど練習した2つのパターンを、右手を連打しながらその中に織り交ぜてみましょう。(動画 0:46 〜 1:11)
で、それを実際のドラム演奏に応用すると、こんな感じになります。(動画 1:17 〜 2:03)
8ビートを叩きながら、その中にフィルインとして8分音符のボースと16分音符のオルタネイトのフレーズを入れていますが、
『ボース』
『オルタネイト』
『右リード』
の組み合わせで全てが成り立っていることを感じてもらえたらと思います。
ちなみに素手での練習の後、リズムパターンに織り交ぜる前に『ボース』と『オルタネイト』をそれぞれドラムセットでも練習しておくと、さらにスムーズにやりやすいかなと思います。
混乱したら『ボース』『オルタネイト』『右リード』を確認
ドラムのパターンやフレーズを練習していると、手足の組み合わせに頭や体がこんがらがってしまう事があります。
初期の段階でパターンやフレーズの練習が上手くいかない場合、今回紹介した『ボース』『オルタネイト』『右リード(右利きの場合)』という3つの要素のどれかがつまづいている可能性が高いので、一度その動きを確認しながら練習してみると、次に進みやすくなるんじゃないかと思います。
また、もちろんドラムを続けていくと様々な手順のフレーズが出てくる事になりますが、『左右を同時に叩く』と『左右を交互に叩く』の二つは打楽器の基本動作でもあり、そして実際にやってみるとキレイにこなすのは意外と難しかったりもするので、
後々色々なパターンやフレーズへよりスムーズに発展させていくためにも、これらの動きをじっくり確認していただければと思います。
では、本日はこれにて。
サラバオヤスミマタアシタ!