《ドラム パラディドル その2》ドラムセットに応用するには?【ドラム初心者向け】

ドラム

ども、こんにちは。高インボムです。

そんなこんなで、前回の記事で取り上げたパラディドル。

今回はその応用編として、「実際のドラミングに応用するにはどうすればいいのか?」といった点を書いていこうと思います。

 

パラディドルをドラムセットでの演奏に応用するにあたって色々な方法や考え方がありますが、今回は『振り分ける』というキーワードをもとに、2つのアプローチをおこなってみます。

まず1つめは、『右手と左手で振り分ける』。

そして2つめは、『アクセントとノーアクセントで振り分ける』。

この二つのアプローチをもとに、パラディドルを実際のドラミングに応用していきます。

これからパラディドルにチャレンジする方や、今まさにパラディドルに取り組んでいる方のヒントや参考になれば幸いです。

 

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①右手と左手で振り分ける

まずは、パラディドルを右手と左手に振り分けてみましょう。

と、その前に、パラディドルの基本形をおさらいしておきます。

パラディドルの基本手順やアクセントはこうでした↓

 

そしてこの手順やアクセントはそのままに、例えば右手をライドシンバル、左手をスネアドラム、に振り分けるとこうなります↓

実際に叩いてもらうとわかりやすいのですが、何となくリズムパターンに応用できそうな雰囲気がありませんか?

さらにこれを16分音符に置き換えて、バスドラムも付け足してみるとこうなります↓

これも実際に叩いてもらうとわかりやすいですが、ファンキーな16ビートのパターンになりました。

このパターン、パラディドルとしての基本手順やアクセントは何も変えていないという事がポイントです。

手順やアクセントはそのままでも、右手と左手をドラムセットの別々の場所(今の場合はライドシンバルとスネアドラム)に振り分け、そこにバスドラムを付け足すことで、リズムパターン風のアプローチが可能になります。

 

 パラディドルの応用① 

右手と左手で違う場所を叩く。

 

 

②アクセントで振り分ける

次は、パラディドルをアクセントとノーアクセントで振り分けてみましょう。

例えばアクセントをタム、ノーアクセントをスネア、で振り分けるとこうなります↓

今度はタムとスネアの移動があるんでさっきより少し難しいですが、何となくフィルインのフレーズとして使えそうじゃありませんか?

これも16分音符に置き換えて1小節のフレーズにしてみます。さらに右手はフロアタムにしてみると、こうなります↓

こちらも応用①と同じく、パラディドルとしての基本手順やアクセントは何も変えていなくて、アクセントとノーアクセントの部分で叩く場所を振り分けただけです。

 

 パラディドルの応用② 

アクセントとノーアクセントで違う場所を叩く。

 

 

うまくいくコツは?

パラディドルを実際のドラミングに応用していく時のコツ、まずはアクセントやストロークを意識するってことです。

特に最初はアクセントをしっかり意識してみてほしいんですが、ドラムセットに応用した時にアクセントを無くしてパラディドルを叩いてみると、何だか平坦なグルーヴに感じられると思います。

それに対し、アクセントを意識して叩いて、アクセントがうまく出せると、フレーズに奥行きが出て立体的なグルーヴになるんですね。

アクセントをあえて無くすような応用フレーズももちろんありますが、最初はアクセントをしっかり付けることを意識してみるのがイイと思います。

それと、ストロークにも注意しながらやることでスムーズな動きの流れもできるんで、このあたりを意識しながらじっくりトライしてもらうとイイかなと思います。

 

 

まとめ

というわけで、今回は『パラディドルを実際のドラミングに応用するには?』というテーマで書いてみました。

パラディドルの応用の仕方は色々ありますが、まずは『右手と左手で振り分ける』ってのと、『アクセントとノーアクセントで振り分ける』という、この2つのアプローチから試してもらうとやりやすいんじゃないか、ということでした。

 

例えば、右手と左手の振り分けなら、右手をシンバル、左手をスネアに振り分けることでリズムパターン風のアプローチにもっていけますし、

アクセントとノーアクセントでの振り分けなら、アクセントをタムやシンバル、ノーアクセントをスネアにしてみると、フィルインのフレーズとして使えそうなフレーズになります。

 

で、この時にアクセントがうまく出せていると、立体感が出てカッコいいフレーズになりやすいですし、ストロークの流れを意識できるとよりスムーズな動きにもっていけます。

また、これらに慣れてきたら、叩く場所や振り分け方を変えてみたり、さらにいけるのであれば手順やアクセントを変化させていくとアイディア次第で様々なフレーズに発展させていくこともできます。

 

というわけで、パラディドルの応用。

難しいところもありますが、興味がある方は少しずつじっくり取り組んでみてほしいです。

 

では、本日はこれにて。

サラバオヤスミマタアシタ!

 

 

(YouTubeに今回の記事と同じ内容の動画をアップしています↓)